ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、チューリンガム株式会社にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。
チューリンガム株式会社は、Web3(※)とブロックチェーン技術に特化したコンサルティングとシステム開発を手がける企業です。
(※)ネット上のデータ所有権やその制御を分散化させるブロックチェーンなどの新技術、またそれにより実現する分散型インターネットの総称
トークン事業の立ち上げ支援を行う「トークン10」や、NFT・トークンを活用したビジネスの企画立案・設計などをフルサポートする「まるごとトークン」、暗号資産やNFTの保有・管理を行う「エンタープライズWallet導入支援」など、他社の一歩先を行くサービスを多数展開しています。
また、NFTゲームの開発など、大手企業のプロジェクトにも携わり、急速に変化するWeb3業界のパイオニアとして革新的なソリューションを提供しています。
今回は、プロダクト開発部マネージャーの船津さんに同社で働く魅力や、ワークライフバランスについてお話を伺いました。
チューリンガムの「コンサルタント」と「エンジニア」の役割
▲Web3ビジネスのスピーディーな展開を手助けするため、各業種・業界に特化した10種類のトークンを発行する新構想がスタート
編集部
最初に、チューリンガム株式会社のメンバーがどんな業務に携わっているか、お教えいただけますか?
船津さん
Web3に関する業務を包括的にサポートする私たちは、プロダクトの企画立案から、トークノミクスの設計、マーケティング施策の実行、ゲームのリリース、そして上場支援まで、全てをワンストップで提供できることが大きな特徴です。
事業を展開する上で多様なメンバーが関わっていますが、ここでは主要な職種である「コンサルタント」と「エンジニア」の2つに焦点を当ててご説明します。
コンサルタントは技術的な視点でエンジニアとやりとりしつつ、コミュニティに参加するなど細やかな情報収集をしています。一方、エンジニアは技術的な業務を担当するのはもちろん、コンサルタントのサポート的な立場で問題解決を行います。
1人が担当する案件は、プロジェクトの規模や担当する役割によって異なります。コンサルタントはだいたい3〜4件。エンジニアとして参加するなら1〜2件が限界なこともありますし、設計担当やアドバイザーとして関わる場合は同じく3〜4件を担当する場合もあります。
また、1つのプロジェクトを受け持つ期間もさまざまです。ある程度回り出した後も、ブロックチェーンのプロとして関わり続ける場合もありますし、弊社はトークン発行も行っているので、そのサポートは継続的に行います。ですから、プロジェクト自体が終了しない限りはお客様とずっと一緒に伴走していくケースが多いですね。
Web3業界の最先端で大規模プロジェクトに携わる
編集部
具体的には、どのようなプロジェクトがあるのでしょうか。
船津さん
最近私が担当した中では、NFTを活用したゲームプロジェクトにおけるブロックチェーン基盤の設計などがありました。
日本国内の企業様からこういったWeb3関連のご依頼が増えてきており、実際にここ数年で大規模なプロジェクトが数件立ち上がったほか、小規模なコンサルティング案件も複数進行中です。また、トークンの上場支援も行っており、直近の数ヶ月だけでも4件のトークン上場を実現しました。
編集部
NFTの販売も手がけているのでしょうか?
船津さん
はい、行っています。最近では、ある企業様とのプロジェクトでINO(※)を実施し、NFTの発行と販売を担当しました。
(※)Initial NFT Offering:NFTを使って行うクラウドファンディング手法
弊社は、Web3業界において幅広い業務を行っているだけでなく、大手企業のプロジェクトにも関われます。技術的なスキルを伸ばす学びの機会が多く、やりがいがあると思います。
チューリンガムの組織:プロ人材が揃うが、経験・年齢に関係なく活躍
編集部
御社には、どんなキャリアを積んだ方がおられますか?
船津さん
前職で会計システムを手がける会社で暗号資産関係の業務に関わっていた人や、ゲーム会社出身でアプリのUI設計ができる人、暗号学に詳しくウォレットを作れるような人もいます。私自身は、前職ではブロックチェーン専門の会社でエンジニアリングマネージャーをしていました。
編集部
御社で働くには、やはり特別なスキルや予備知識が必須ということでしょうか?
船津さん
もちろんブロックチェーン業界で勤務した経験や業界知識が役立つシーンは多いです。ですがWeb3は新しい分野なので、経験ばかりが全てではないんです。
仕事を進める上では、課題を「整理」して考える能力も重視したいと思っています。というのも、ブロックチェーンのプログラミングはエラー対応が非常に煩雑なのですが、課題を切り分けて対処できれば簡単に解決できる場合が多いんです。
そういう意味では、経験の度合いや年齢に関係なく活躍できる可能性が十分あります。実際に、入社したばかりの20歳の社員にも設計の重要な部分を担ってもらい、力を発揮してもらっています。
編集部
若い方も活躍されているんですね。責任も重そうですが、どのようなフローで仕事を任せておられるのでしょう?
船津さん
まずはマネージャー陣で大枠の設計をしてから、細かいところをお願いする形になります。作業してもらって何か新たな提案があれば、その都度聞き取って調整もします。
技術的に難しい部分はいつでも相談を受けますし、一緒に問題を整理しながら進めています。丸投げするわけではないので、そこも安心していただけるポイントかと思います。
社員が互いに助け合う風通しの良さが自慢。OJTや1on1で成長をサポート
編集部
Web3業界で働くには、常に新しい情報をキャッチして情報共有する必要があると思います。その点、御社ではどのような工夫をされていますか?
船津さん
徹底的にドキュメント化に取り組み、議論もオープンな場で行うことで、知識の格差をなくすようにしています。ひとりひとりが主体的に動くためには、みんなが同じレベルの情報を持ち、課題に対して的確な解決策を見出す必要があると考えているからです。
なので、社内の風通しを良くして、社員同士がサポートしあえる関係性を築ける雰囲気作りにも注力しています。みんなお互いに質問し助け合ったり、困りごとを一緒に考えたりしながら業務に取り組んでいます。
編集部
どんな教育制度があるのでしょうか?
船津さん
Web3の知識がない新入社員に対しては、OJTを行うことが多いですね。チームメンバーとして動きながら、実際の作業の中で少しずつ業務を覚えてもらうんです。月に1回、私を含め複数人のマネージャーが交代で1on1も行うので、その時に不安なことがあれば相談もできます。
相談の場では、プロジェクトの問題点の共有や、大きな課題に対する技術的な質問、「もっとこんなことをやりたい」といった提案をもらうこともあります。技術に関する質問がほとんどで、業務や環境に対する要望はほとんどないので、楽しく働いてもらえているのかなと思っています。
チューリンガムの働き方:柔軟な勤務体系、海外からリモート勤務も!
編集部
チューリンガムではリモートワークやフレックスタイム制などは導入されていますか?
船津さん
はい。ほぼフルリモートで勤務が可能です。私自身も普段は兵庫県からフルリモート勤務をしています。フレックスタイム制も導入していますが、顧客対応も必要なので完全に自由というわけではありません。ただ、基本的には柔軟に時間調整しながら仕事ができます。
編集部
リモートワークを活かして、海外から勤務されている方もいらっしゃるのだとか?
船津さん
そうなんです。昨年までドバイに住んでいたエンジニアもいましたし、現在は香港や、国内でも東京以外の全国各地から参画するメンバーも多数います。
私自身も、ドイツで開催されたWeb3のハッカソンに参加するために、現地からワーケーションのような形で2週間ほど勤務したことがあります。時差があるので日本時間を意識しつつも、自由に働かせてもらいました。合理的な理由があり、業務に大きな支障がなければ、誰でも柔軟な働き方ができる環境です。
編集部
フルリモートが基本とのことですが、チームメンバーとのコミュニケーションはオンラインで取るような感じですか?
船津さん
基本的にはオンラインなのですが、四半期ごとの「全社会」で定期的に顔を合わせています。社員全員が本社に集まり、業績の振り返りやミッションバリューを意識したワークショップに参加した後、懇親会を行うといったものです。
プライベートでは、東京近郊の社員が多いので集まってバーベキューをしたり、子どもがいる家庭は家族ぐるみの付き合いをすることもありますよ。関西で集まって交流会をしたこともありますし、私は同僚とコンサートに行ったりもしました。みんな公私ともに交流を深め、仲良くやっていますね。
メンバーが自立しているからこそ互いにカバーができ、休暇も取りやすい
編集部
有給休暇は取得しやすいですか?
船津さん
とても取りやすいですね。チャットツールで「この日は休みます」「通院があるので16時半に退社します」などと報告があれば、手の空いている人が「ではその予定に向けて業務を調整しましょう!」とサポートするような形です。
編集部
育児休暇はどうでしょう?
船津さん
性別問わず育児休暇も取りやすいですね。私自身、2ヶ月の育休を取得したことがあります。同時期に別の社員も育休に入ったので同じ時期に2人欠員が出ていたことになるのですが、他のメンバーがカバーしてくれる寛容さがありました。
復帰後も、たとえば子どもの急な発熱などで休むことになっても周囲の理解があると感じます。保育園の送迎のために17時には退社するといったことも当たり前のように認められています。
このようなスタイルで働けている理由としては、自立して業務を進められるメンバーが多いからこそ、誰かが休んでも他の人がサポートしやすいのだと思います。そのため、安心して休暇を取ることができるんです。
自由な風土のもと、Web3のプロとして挑戦できるのが魅力
編集部
チューリンガムの社内の雰囲気はどのような感じですか?
船津さん
一言で表すと「自由」です。経験値に関係なく意見を交わせますし、先ほども言った通り休暇も取りやすいです。
一方で、みんながNo.1のWeb3企業を目指してプロ意識を持って仕事に取り組んでいます。プロダクトの利便性はもちろん、お客様の資産を扱っているという責任感を持って担当案件に向き合っているんです。
編集部
船津さん自身は御社の魅力はどこにあると思いますか?
船津さん
日々新しい挑戦ができることですね。様々な課題に対して思考をめぐらせ、お客様のお悩みを解決できることが楽しいなと感じます。
私がチューリンガムに転職を決めた理由は、新しい世界に飛び込みたいという思いがあったからです。エンジニアとしての強みは、経験の幅と深さにあると考えています。そういう意味では、ゲーム開発、NFT、トークン上場など、最先端の分野で活躍できる弊社はエンジニアにとって理想の環境なのではないかと思います。
チャレンジ精神旺盛な方はチューリンガムに応募を!
編集部
それでは最後に、この記事をご覧になっている読者の方に向けてメッセージをお願いします。
船津さん
Web3業界は日進月歩で、頻繁に法改正が行われるなど、変化の激しい分野です。そういった変化を楽しめる方、知識欲が旺盛な方や学習意欲が高い方にとっては、チューリンガムは非常に刺激的で楽しい環境だと自信を持って言えます。
応募時点でWeb3に詳しくなくても大丈夫ですし、いろんな実績を積んだ社員から学べる環境が整っています。また、様々なお客様から多彩な案件をいただいていることから、技術面だけでなく営業や提案活動など、幅広い業務にもチャレンジできます。
単に技術を扱うだけでなく、その技術を使って何かを解決したいという方にとっても、弊社は理想的な環境です。ビジネスサイドにも興味を持ち、幅広い視点で物事を考えられる方、エンジニアとしての技術力だけでなく、ビジネス全体を見渡せる視点を持つ方を歓迎します。
怖いもの知らずなくらいの勢いで、新しいアイデアを出していただける方からのご応募をお待ちしています!
編集部
Web3業界の最前線を行く御社は、新しいことを学びながら自身のスキルを最大限に活かしたい人にとってまさに理想の会社だと思います。年齢に関係なく、能力と意欲があれば活躍できるフィールドがあるという点も、多くの方の背中を押すのではと感じました。本日はありがとうございました!
この記事のまとめ
チューリンガム株式会社の事業 |
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組織文化 |
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ワークライフバランス |
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採用方針 |
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チューリンガム株式会社の基本情報
住所 | 東京都港区南青山六丁目7番2号 |
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事業内容 |
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設立 | 2019年6月 |
働き方 |
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公式ページ | https://turingum.com/ |
採用ページ | https://www.wantedly.com/companies/Turingum |
募集職種 |
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